マンション内覧会の注意点など一級建築士からのメッセージVol.003

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一級建築士からのメッセージ Vol.003

マンション再内覧会をご自身で実施される場合のご案内

弊社ではマンション再内覧会の検査にも立ち会うことを基本としていますが、再内覧会については、ご購入者だけで行う方もいらっしゃいます。 今回は、そのような方のために、再内覧会にあたっての注意点をいくつか列挙いたしました。 これで全てというわけではありませんが、少しでもお役に立てたらと思い、簡単ですが記述させていただきます。

再内覧会は販売、ゼネコン等の係員が立ち会って下さることが殆どですが(稀に販売側の立会いはなく、購入者だけで見て「気になる部分があれば申し出る」と いう場合もあります。)部屋に入りますと、いきなり係員のペースで確認作業を始めようする事が多いですが、踏み止まって、是非に「ご自身のペース」また 「ご自身のリズム」で確認作業を行なってください。

前回の内覧会のチェックリストに基づいて、ひと部屋毎に一つ一つ順を追ってゆっくりと時間を掛けて確実に確認して下さい。また、前回の指摘箇所に貼った付 箋またはテープ等は再内覧会の時まで残されていますので、指摘箇所を確認しながら問題がなければ付箋、テープ等をはがしていきます。(稀に指摘の付箋、 テープは「残さない」というマンションもありますが、必ず、再内覧会まで「指摘の付箋、テープは残す」事を約束して貰って下さい。)

確認の時には、付箋またはテープの周辺を大きく見渡して確認して下さい。職人さんは是正の時に付箋を脇に除けて作業をします。作業が終了して元の場所に付箋テープを戻したりはしない事が多いのです。だから周辺を大きく確認する必要があります。

再内覧会では前回の内覧会のチェックリストに指摘内容は記入されていますので、その内容に基づいて進める事になりますが、さらに下記の様な点にも留意して着実に確認して下さい。

  • 床の状態、壁の状態等は太陽光の有無等その日の天候にも左右されます。また 光の方向で見え方が違いますので 順光、そして 逆光でも確認致しましょう。
  • キズ、汚れの類は目視で気にならなければ大丈夫です。
    キズ等は何処にキズがあったのか判らないという状態であればベストです。明らかに補修跡が判る状態ですと再度是正を依頼しましょう。
  • 壁及び天井のビニールクロス関連については、枠等との取合い部の隙間、また継ぎ目、下地の不良等も目視で気にならなければ問題はないでしょう。
    上記の様に光の方向で見え方が微妙に違う事がありますので、前後左右に場所を変えて慎重に確認しましょう。(下地不良等については、感じ方に個人差もあり 完璧に判らなくする事が難しいのも事実です。程度問題でしょう。)
  • 建具関連は、アルミサッシ、木製ドアー等の一般建具については、指摘内容に伴って動かして見る事が大切です。建付け、滑り、異音の有無等々確実に確認して下さい。
  • 設備関連についても、指摘内容に沿って必要であればスイッチを入れて作動させて確認して下さい。
  • 建築は様々の職種が多く、是正、手直しの際にも各職人さんがそれぞれの道具を持って出入り致しますので、必ず新しい傷、汚れ等はあるものと思って下さい。
  • 機器を使った検査の部分(床、壁の傾斜等)では、ご自身だけでは難しいですが、必要に応じてゼネコン側に機器の用意をして貰い、可能な限りの測定をさせて確認して下さい。
  • バルコニー等で排水に問題があった場合は実際に水を流して確認する事も必要です。
  • その他、素朴な疑問、気になる事は率直に係員に質問して説明を受けて納得して下さい。
    手直し工事も各職人さんが「手作業」で行う訳ですから微妙な部分もありますが、気になったら率直に伝える事が大切です。「細かい人と思われるのではない か」等々の変な遠慮は無用です。誰しも同様に、大変に高額の買い物ですので、ご自身の中で納得されて引き渡しを受ける事が大切に思います。

前回の内覧会のチェックリストの確認がひと通り終ったら、ご自身のスイッチを切り替えて下さい。そして、前回のチェックリストの内容は横に置いて頂いて、 先入観を持たないで新鮮な無垢な気持ちで再度 全体を見直して下さい。特に キッチン、洗面室、浴室、トイレ等の部屋は向き合う時間も長く、主婦感覚としても 気になる事の多い部屋だと思います。

基本的には、内覧会の時の指摘内容が是正されて、全体がステップアップしている筈ですから、前回の内覧会の時には気にならなかった部分が気になったりする ものです。ご自身の要求度が高くなって「さらに もっと綺麗に、、、。」となるものです。程度問題ですが、気になる部分は遠慮する事なく率直に伝えて是正をして頂きましょう。

再内覧会の確認で 手直しの内容が不充分だった部分、また 当日の新しい指摘等もあるでしょう。その是正を確認する「再々内覧会」の日程を設定して頂いて下さい。
販売側からは「販売、ゼネコン側に一任して下さい。」そして「引渡しの時に確認して問題があれば申し出て下さい。」という場合も多いですが、本当に些細な 内容であれば それで問題ないかと思いますが、本来は引渡し予定日の前に「再々内覧会」の日程を設定して頂いて、充分に時間を掛けて「ご自身で直接に確認する」そして問 題がない事を確認して、納得した上で「引渡しを受ける」事が大切だと思います。
今迄の例で申しますと、特殊な場合を除いて 概ね購入者の意向に沿って、「再々内覧会」の日程を設定して頂けているようですので、是非にその様に申し出て下さい。

再内覧会の時の持ち物・便利グッズ

  • 内覧会の時のチェックリスト
  • 筆記用具、メモ用紙、印鑑(三文判で可)またはサインでも良い場合もありますが、、、。
  • 懐中電灯(LED灯が便利)、検査鏡(ホームセンターで1000円位)等があると便利です。
  • コンベックスルール(巻き尺)採寸、家具の配置計画等に必要です。
  • 付箋またはテープ(販売、ゼネコン側で用意してくれますが、、、念の為に。)
  • カメラ
  • スリッパ(販売側で用意する場合が多いです。)
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