マンション内覧会の注意点など一級建築士からのメッセージVol.005

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一級建築士からのメッセージ Vol.005

マンション・定期点検について

内覧会の時に弊社に同行依頼を下さった方から、入居後2年目の最終の定期点検の立会いのご依頼、また定期点検時に「どのような事に留意したらよいか」等々の相談がよくあります。
一般例として、入居後の定期点検は 3ヶ月、6ヶ月、1年、2年等々の節目で行なわれる事が多いようです。3ヶ月がない、または6ヶ月がない等、各々のマンションで点検の間隔は様々です。

その目的は、建築は要素が多岐にわたり、手作業の部分が多くローテクの業界です。初期不良、また 温湿度の変化に起因するもの等、様々な不具合の可能性があります。その事から、供給側として「住み手として不具合はございませんか?」と云う事ですから上 手に定期点検の機会を活用致しましょう。勿論、皆様もご承知のように入居後の実生活に起因する汚れ、キズ、また無理な使用による不具合等は対応して頂けま せん。対応内容は契約書に具体的に記載されていますので、ひと通り読んでおいて下さい。

日程が近くなりますと、事前に書類または管理組合を通して案内があると思いますが、住み手である皆様が「あそこが気になる、ここが気になる」と意思表示を する事が大切です。業者側から積極的に不具合の箇所を探して手直しに対応してくれる事は期待しないほうがよいと思います。

日々の生活の中で観察眼をもって暮らす事も必要です。気になる事があれば 忘れないようにメモをしておきましょう。特に入居後最初の1年間は、住み手である皆様と住宅が共に それぞれ「初めての季節」を体験する事になりますので、ご自身のセンサーの感度を上げておく事が大切です。こんな事を言うと「細かい人」と思われるのでは ないか等々考えがちですが、気になる事は伝えてシッカリ説明を受けて納得される事です。そして必要であれば対応して頂いて下さい。

今までに、定期点検のお立会いの依頼を下さった方は、弊社の内覧会の同行を依頼された方が殆んどですので、定期点検の立会いに伺って重大な問題があった事 はありません。但しアルミサッシ周辺の枠廻りのビニールクロスの剥れ、隙間が目立つ事はよくあります。これは竣工時には異常はなかったのですが、乾燥収縮 が原因と思われるものです。入居後、最初の冬が終った春先の頃に全体をよく見る事が必要です。

一般的には以下のような事例がチェックポイントになると思いますので参考にして下さい。

  • アルミサッシ関連 : 滑りの不具合、開閉時の異音、クレセントの締り具合、網戸の滑りが悪い
  • 各室の建具(ドア、引戸)関連 : 建付けの不具合、開閉時の異音、扉面の反り、ラッチの緩み
  • 壁・天井のビニールクロス関連 : 剥がれ、捲れ、隙間(特に枠廻り)、継ぎ目の剥れ、隙間
  • 設備関連 :
    • 給排水 / 水漏れ、給水時の異音、給湯器の不調
    • 換気 / 排気が弱い、換気時の異音、給気口が動く
    • 電気 / 電気関連は気になった事例はないですが、電気の不調が発生すると
      生活が止まります。

その他、床鳴り(床の軋み音)、結露の有無、カビの発生、上下または左右の部屋との生活音 等々気になる事は各人、各部屋でその状態は様々です。

ここでは、マンションの例を中心として取り上げましたが、上記の様な事は一戸建て住宅の場合でも基本的には同じ事です。戸建ての場合は、更に基礎の亀裂、外壁の亀裂、屋根の状態等々の確認、また床下に潜ってみる、及び屋根裏を覗いてみる事も大切です。
但し、一戸建て住宅の場合は定期点検という節目を設けていない業者も多くあります。何か不具合があれば随時申し出て下さい「その都度対応致します」というものです。この場合は住み手である皆様が行動を起こさない事には何も動かないという事になります。
一般的に、入居後の内装関係は2年で対応が終る場合が殆んどです。その時期が迫ってきたら最終チェックとしてシッカリと全体の気になる部分、不具合の有無を確認して対応して頂いて下さい。

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